シェアハウスシェフイエってどんなところ?①

2018年3月22日(木)

こんにちは!Chefie管理人の山下です。

シェフイエに内覧に来られた方からの質問で《ここってどんな雰囲気ですか?》
という質問が多くあります。

そりゃあ気になりますよね。だってそこに住むんですから。
《すっごく楽しいですよ!良い人ばかりで住み心地も抜群です!》
って言っちゃうのは簡単なんですよ。

ですが。こんな事言ったところで、住んだら実際のところが全てわかるわけです。
全然話と違うじゃん、、これは、住んだ方はもちろん、管理側としても様々なトラブルの火種になります。

ですので、シェフイエは必ず事前に面談しますし、良い事悪い事全て伝えます。
その上で判断いただいています。

そこでまずは内覧の前に、シェフイエはこんなところです!
というのを何回かに分けてテーマごとに紹介していこうと思います。

今日のテーマは、シェフイエのコンセプト。
こんな人に来てほしくて、こんな人は向いてないですよ、という判断基準になれば幸いです。

コンセプトが決まるまで
〜こんなことがありました〜

シェフイエがオープンして今年で三年目になります。
まだ三年!?って自分でも思うくらいいろんなことがありました。

探り探りやってきて、こうしたほうが良いかな、ああしたほうが良いかな、ということは住人さんとの話し合いを交え都度変えてきました。

シェフイエは全国的にもかなり珍しい、朝晩食事付きシェアハウスです。
実は始めてからわかったことなんですが、物凄く幅広い方にニーズがあるんですよ。
下は高校生から上は60代の方まで、様々な方から問い合わせをいただきましたし、実際に住んでいただきました。

運営側としては、様々な方に来てもらえるのは嬉しいのです。
誰でもウェルカム!世代間交流!みんな友達!

しかしながら、やってみてそれはとても難しい事だと気づきました。

シェアハウスには絶対的なテーマとコンセプトが必要です。
住人が同じ目的を持ち、同じ方向を向くことがとても大事なのです。
それさえ一緒であれば、細かい問題はすぐに解決できます。
その意味は後に。

そんなこんなで辿りついた、シェフイエが掲げるコンセプトは
【札幌で働く忙しくて夢のある若者を、食事で応援する】
です!

コンセプトを明確にするまでにこんなことで悩みました。

・どうやったら100%みんなが楽しく暮らせるシェアハウスになるのか?
・あの人とあの人はどうやったら仲良くなるか?
・リビングで騒ぎたい人、お部屋で静かにしたい人、どっちを優先にするべき?
・だらしなくて共用部を散らかす人、潔癖症で人の生活態度まで指摘する人、どっちをかばう?

これらは実際にあったことです。その時はとても悩みました。
これらのすべての対応で間違っていたことは《すべての人に納得してもらおうと頑張った》ことです。
結局客観的にみれば、八方美人的な対応です。
今思えば、物事の良し悪しを決めるのは完全に私の意志次第であり、好き嫌いに映っていたと思います。

上記の問題の項目や、その他ほとんどの問題は、実は解決は簡単なことであり、本当に基本的な事だと3年目にしてやっとわかりました。

《問題が起きた時、その出来事はシェフイエのコンセプトに沿っているか、いないかに照らし合わせる》

ということです。
何かが起きた時、コンセプトは明確な判断基準になります。

シェフイエが掲げるコンセプト
【札幌で働く忙しくて夢のある若者を、食事で応援する】
ということから問題をみていきましょう。

・リビングで騒ぎたい人、お部屋で静かにしたい人、どっちを優先にするべき?

いままでこれは大きな課題でした。どちらの気持ちもわかる、どっちも間違ってません。
シェアハウスとして交流を楽しみたい!これはもちろんです。しかし、リビングから部屋が近い人は音や声がうるさいわけです。
どちらが優先か、コンセプトに照らし合わせれば答えは簡単で、お部屋で静かにしたい方が優先です。

それは、シェフイエが《働く人が仕事に集中できる環境を整えてあげる事》に重きを置いているからです。
寝たいのにいつまでも騒いでいる人がいたら眠れない=仕事に集中できないですよね。
だからシェフイエでは、大騒ぎしたい人はNGなんです。
ちなみにこれは夜10:00以降の話ですので、22:00前はリビングで交流を楽しんでもらってますよ^^

・どうやったら100%みんなが楽しく暮らせるシェアハウスになるのか?

これもすごく頭を悩ませてきました。
年代、性別、国籍、生活背景が違うなかでどうやったら全員仲良くなれるのか?
これは結論からいうと《シェフイエにいる人全員が仲良し!は無理!》です。

そもそも、様々な考え方の人間がいるなかで、人の好き嫌いがあるのは当然のことで、それを無理に仲良くなんていうのが土台無理な話です。
小学校中学校を思い出してもらえば分かりやすいと思いますが、好きな人、苦手な人っていましたよね。

ちなみに一般的に集団において、好きな人:普通な人:苦手な人=2:7:1もしくは2:6:2といわれています。

苦手な人とも仲良くしてね!これは無理があるし、生活していてストレスです。
余計なストレスがかかって仕事に影響が出てしまっては、シェフイエのコンセプトに反します。

だから、苦手な人は苦手で良いのです。無理に仲良くする必要はありません、運営側から仲良くさせようとし向けたりもしません。
もちろん、あからさまに嫌な顔をしたり、挨拶をしない、というのはNGですよ。
それは好き嫌い以前に社会的な人間である以上最低限の礼儀ですので、それができない方はそもそもシェアハウスNGです。

・だらしなくて共用部を散らかす人、潔癖症で人の生活態度まで指摘する人、どっちが正解?

これも実際にあった例です。
どっちが正解なのか?これの正解をシェフイエのコンセプトにあてはめると
《どっちも不正解》です。

シェフイエでは、共用部に私物やゴミを置くのを禁止しています。
その時点で、共用部を散らかすという行為はもちろんNG、注意の対象です。これは当然として。

では逆に潔癖な方。ちょっとの汚れや人の使った後が綺麗でないと許せない!
というタイプの方はシェアハウスには向かないです。確実にストレスを溜めますし、周りの方へもその雰囲気が伝播し、雰囲気が悪くなります。

なのでシェフイエは、住人の方の清掃はご遠慮いただいております。
清掃もそうですが、住人の方は年齢や職業が違えどみんな平等ということを守る為、生活するにおいて特別な権限を住人の方には与えません。

何か権限を持った方に、気を使ったり遠慮したりしてしまう=ストレス、とってしまう為です。

まとめ

【札幌で働く忙しくて夢のある若者を、食事で応援する】

僕が若いとき、こんな場所あったらいーなー、と思った場所を考えたら自然とこのコンセプトになりました。

僕は数年前まで、ずっと調理師として働いて、相当忙しい毎日を送っていました。
夢はあるけど時間もお金もない、、食生活もボロボロ、、せめて1〜2年は自分の夢の為に集中したい!

そんな思いは僕だけに限った話ではなく、新卒で働き出した方や、転職された方、夢に向かって勉強している方、多くの方が感じたことがあると思います。
そんな人たちが自分の目標に向かって突き進むためのシェアハウスです。

その思いを共有できる人たちが集まったシェアハウス、ちょっと楽しそうじゃないですか?
自分とは全く違った職業、考え方を共有できるのがシェアハウスの醍醐味です。
仕事は、平面的な目でみるのではなく、様々な視点、考え方から捉えると途端にうまくいったり、全く新しいアイディアが生まれることは私の経験から間違いないといえます。

このシェフイエは、あなたの人生を豊かにするためのステップアップの場所で、運営側はそれを全力で応援します。

そんな場所です!

次回は、シェフイエってどんなところ?〜コミュニティー編〜
をお送りします!

読んでいただきありがとうございました!